にきび解消法

敏感肌、アトピー肌のにきび解消法

敏感肌、アトピー肌の人はもともと皮脂量と水分量が少ないので、どうしても油分プラスのお手入れになりがち・・・。強い油分を落とすときに肌をこすってしまったり、落としきれずに肌に油分をのこしてニキビになることがあります。

肌への摩擦は吹き出物の悪化にもつながります。また残った油分は肌の上で酸化して、過酸化脂質になってニキビを老化させる原因にもなりますよ。クレンジングや洗顔料などの基礎化粧品の選びかたがまちがっていないかをチェックし、スキンケア(お手入れの方法)も見直しましょうね。

◆敏感肌、アトピー肌でニキビにお悩みの方にオススメのスキンケア

1.肌荒れ時はメイクを休む メイクオフはマイルドなクレンジングを!

・乾燥がひどく肌あれをしている時は、メイクはしないようにします。
・クレンジングは、メイクをした日はかかさずにしてください
・乾燥の激しい部分や肌あれ部分を除き、皮脂の分泌が活発なTゾーン(額、鼻、あご)部分にだけならクレンジングをしても大丈夫です。
(NG⇒毎日のメイク、毎日のクレンジング)

2. 洗顔は泡を乗せる順がポイント!

・基本的に下記の順番で、泡を乗せていきます。
①皮脂が多いTゾーン(額・鼻・アゴ)↓5秒ほどなじませ次の場所にも泡を乗せる②Uゾーン(頬・口のまわり)↓こちらも5秒ほどなじませ次へ
②皮膚が柔らかな目元や頬の上部※
③の乾燥を感じやすい部分には泡を最後に乗せてすぐに洗い流します。
・特にニキビ(吹き出物)部分は刺激により炎症を起こしますので、こすらないように気をつけます。
・洗顔時間を短く切り上げる(洗顔15秒、すすぎ20~30秒以内)のがポイントです。
(NG⇒こすり洗い、化学繊維やブラシの使用、熱すぎるお湯でのすすぎ、長すぎる洗顔)

3.じっくり保水でも、無理にはつけないで!

・化粧水はじっくりと、少量ずつをくり返し何回か手でつけます。
・しみる時は無理せず漬けられる回数でストップしましょう。
・ニキビ対策の化粧水としては、殺菌・抗菌作用、消炎作用、皮膚柔軟化作用のある成分配合のものを使うとより効果的です。
(NG⇒1回しかつけない、パッティング、コットンの使用)

4.基本はサッパリの保湿、乾燥するときは部分的に保湿をプラス!

・軽めの保湿剤を普段使いし、乾燥部分は少し保湿力の高いものを重ねましょう。お勧めのクリーム普段使いクリーム乾燥部分の保湿・保護クリーム
・クリームや乳液はできるだけ抗酸化作用、抗老化作用のある成分が配合されたものを選び、適量を朝・晩つけます。
・ニキビ(吹き出物)部分に赤み、痛みがある部分には美容液(保湿剤など)をつけないようにします。
・ニキビ跡が色素沈着を起こし、茶色のシミになってしまったら早めに血行促進作用、細胞増殖、細胞賦活作用のある成分やビタミンEなどの入ったクリームなどでケアをしましょう。(NG⇒マッサージ、頻繁なエステ、ピーリング)

5.UVケアも控えめに…

・日焼け予防には、紫外線散乱剤を使用しているUV化粧品(日焼け予防剤)を毎日かかさずつけるようにします。・このタイプのUV化粧品は乾燥肌の人がつけると、時間がたつにつれて乾燥を感じやすくなるので、しっかり保湿してからつけるようにします。(NG⇒乾燥がひどい時のUV化粧品の使用、紫外線吸収剤使用のもの=落ちにくいので、摩擦によるシミの原因や乾燥につながります)

6.メイクはせず、できれば素肌が◎

・メイクをどうしてもしなくてはならないときだけにファンデーション類はつけるようにします。
・乾燥がひどいと粉うきしてしまいますので、2~4のお手入れを念入りにしてしっとりした状態でリッキッドファンデーションをつけてからパウダー(粉のおしろい)や軽めのパウダリーファンデーションをつけて、紫外線による肌のダメージを受けないように気をつけます。
・赤み、痛みをともなうともなわないにかかわらず、アダルトニキビ(吹き出物)を隠すためのメイクアップ料(コンシーラーなど)は使わないようにしましょう。悪化の原因になり、色素沈着が増してしまいニキビ跡が消えなくなってしまいます。(NG⇒油分が多めの落としにくいリキッドファンデーションの使用=落ちにくいので、摩擦によるニキビの悪化や乾燥につながります)