乾燥肌を改善しながらシミを増やさないスキンケア

乾燥肌の人はもともと皮脂量と水分量が少ないので、どうしても油分をプラスするお手入れになりがち・・・。強い油分を落とすときに肌をこすってしまったり、落としきれずに肌に油分をのこしてしまうことがあります。

肌への摩擦はシミの原因になります。残った油分は肌の上で酸化して過酸化脂質になり肌を老化させてしまいますよ。

乾燥を防ぎながら、シミを増やさないお手入れをしなくてはいけませんね。それには効果的な基礎化粧品選びがポイントになります。

乾燥肌・敏感肌でシミにお悩みの方にオススメのスキンケア

1.肌荒れ時はメイクを休む メイクオフはマイルドなクレンジングを!

・乾燥がひどく肌あれをしている時は、メイクはしないようにします。

・クレンジングは、メイクをした日はかかさずにしてください

・乾燥の激しい部分や肌あれ部分を除き、皮脂の分泌が活発なTゾーン(額、鼻、あご)部分にだけならクレンジングをしても大丈夫です。
(NG⇒毎日のメイク、毎日のクレンジング)

2. 洗顔は泡を乗せる順がポイント!

・基本的に下記の順番で、泡を乗せていきます。
①皮脂が多いTゾーン(額・鼻・アゴ)
↓5秒ほどなじませ次の場所にも泡を乗せる
②Uゾーン(頬・口のまわり)
↓こちらも5秒ほどなじませ次へ
③皮膚が柔らかな目元や頬の上部

※③の乾燥を感じやすい部分には泡を最後に乗せてすぐに洗い流します。

・肌あれがひどいときは、水の温度に近いぬるま湯での素洗いを3~4日続けます。
(多少の肌のくすみは、肌あれが改善してからケアするようにしましょう。一度にお手入れは無理です。)

・肌あれが軽いときは、洗顔時間を短く切り上げる
(泡をのせる時間10秒くらい、すすぎの回数8回くらいにする)のがポイントです。
(NG⇒こすり洗い、化学繊維やブラシの使用、熱すぎるお湯でのすすぎ、長すぎる洗顔)

3.じっくり保水でも、無理にはつけないで!

・化粧水はじっくりと、少量ずつをくり返し何回か手でつけます。

・乾燥がひどいときや化粧水をつけるとしみる場合は、その部分にだけセラミド、NMF(天然保湿因子)成分入りの保湿剤(美容液)をなじませてから、化粧水をつけてもよいです。

・しみる時は無理せず漬けられる回数でストップしましょう。
(NG⇒パッティング、コットンの使用)

4.基本はサッパリの保湿、乾燥するときは部分的に保湿をプラス!

・軽めの保湿剤を普段使いし、乾燥部分は少し保湿力の高いものを重ねましょう。
・クリームや乳液はできるだけ抗酸化作用、老化作用のある成分が配合されたものを選び、適量を朝・晩つけます。
・美容液(保湿剤)は、セラミド・NMF(天然保湿因子)成分配合のものを、シミや顔全体にやさしくおさえるようにしてつけます。
(NG⇒マッサージ、横すべりするつけかた)

5.UVケアも控えめに…

・日焼け予防には、紫外線散乱剤を使用しているUV化粧品(日焼け予防剤)を毎日かかさずつけるようにします。

・このタイプのUV化粧品は乾燥肌の人がつけると、時間がたつにつれて乾燥を感じやすくなるので、しっかり保湿してからつけるようにします。
(NG⇒乾燥がひどい時のUV化粧品の使用、紫外線吸収剤使用のもの=落ちにくいので、摩擦によるシミの原因や乾燥につながります)

6.メイクはせず、できれば素肌が◎

・メイクをどうしてもしなくてはならないときだけにファンデーション類はつけるようにします。

・乾燥がひどいと粉うきしてしまいますので、2~4のお手入れを念入りにしてしっとりした状態でリッキッドファンデーションをつけてからパウダー(粉のおしろい)や軽めのパウダリーファンデーションをつけて、紫外線によるシミを増やさないように気をつけます。

・シミをカバーするためのコンシーラーの使用は乾燥の原因になりますし、必要最低限にしないと、いつまでもシミは消えないので注意してください。
(NG⇒油分が多めの落としにくいリキッドファンデーションの使用)